ROVAL CL50のスターラチェットを取替してみた

ROVALホイールはDT SWISS製のハブが使われていることは知っている人は多いと思いますが、内部にあるラチェット機構(スターラチェットという)を取替できることをご存知でしょうか?

これを取替することによりペダルを踏み込んだ時にギアのかかりをよくすることができるのです。

今回はそんなスターラチェットと取替について紹介していきたいと思います。

標準は18Tギア、取替後は54Tギア。果たしてその結果は…。

グリスとスターラチェット、スプリングを購入

取替用スターラチェットは36Tと54Tの二種類が存在します。

どちらでもよかったのですが、今回は思い切って54Tへ取替してみることにします。

定価17000円(税別)です。高いですよね…。

開封の儀(笑)

18Tと比べスターラチェット接触面がかなり細かいことがわかりますね。

購入したグリスの蓋を開封しました。

赤いグリス。別にこのグリスでなくていいとは思いますが、純正品の方がいいのかなと思い、なんとなく購入しました。

購入した54Tスターラチェットは2つで14g。かなり軽量です。

54T付属のスプリングは2つで2g。

購入したスターラチェットはかなり肉抜きされていました。見て軽い理由に納得。

スターラチェット交換

スプロケットを引っ張って取り外す

DT SWISSハブは本当に手間がかかりません。フリーボディを取り外す方法は、カセットを引っ張るだけと超簡単♪

他メーカーのものよりメンテナンス手間が大幅に省けます(笑)

ウエスを当てて引っ張ると…

簡単に外れました。

簡単に内部にアクセスできます。距離も走っているので内部グリスが黒くなっています。スターラチェットなども含めウエスで拭いて清掃します。

18Tスターラチェット重量

ついでに18Tのスターラチェットの重さを計測、2つで23g。

試しに一つで計ってみたところ12gと表示。1つ11.5gのようですね。

18Tで使われていたスプリングの計測をしてみました。重量は54T付属と同じ重量なので全く同じものだと思われます。形状も一緒でしたし。

シャフトにスプロケ(フリーボディ)を通しやすくするようにグリスを塗布しておきます。

スターラチェットに購入したグリスを塗ります。スターラチェット同士の接触部分にグリスを塗りすぎると、ペダルを踏み込んだ時にギア同士が空回りすることがあります。

走行中に空回りすると落車の可能性が高くなるので、スターラチェット同士が接触する部分にはグリスを薄く塗ってあげましょう。

スターラチェットとフリーボディの接触部にグリスを塗布。

スターラチェットにも塗布。(スターラチェット同士の接触部は薄く塗る、塗り過ぎ注意)

あとは抜き出したフリーボディとスプロケと差し込み、センター部を押し込んでフリーボディをロックさせて完了♪

スターラチェット取替後の音は…

さて、実際どのような音がするのか気になるところではないかと思います。動画を撮影しましたので、実際の音を聞いてください。

18Tスターラチェット音

18Tのスターラチェット音。どのホイールでもありがちなフリーの回転音です。

54Tスターラチェット音

54Tのスターラチェット音。かなり甲高い音がしています。今はまだグリスが入っている状態なのでそこまででもないですが、グリスが抜けてくるとかなりの音がするようになると思います。

気になる点はフリー状態のときにクランクが回っていることです。

一般的に言われている歯数の多いスターラチェットに交換すると抵抗が大きくなると言われていますが、どうやら本当のようですね。

まとめ:音とペダルのかかりにこだわるならメリットあり

歯数の多いスターラチェットに交換したことでペダルのかかりがずっとよくなりました。思ったところで踏み込むと、ロスなくすぐに力がかけられます。この点はいいところ。

しかし、ペダルを回さず下っているとき(フリー状態)の時は、スターラチェットの抵抗が原因なのか普段よりスピードの上昇が遅いような気がします。

レースの時にペダルを回さないなんていうことはほとんどないのであまり気にしませんが、気になるようでしたら標準の18Tでの使用がいいのではないでしょうか。