Di2についていろいろ語ってみる

ロードバイクのシフトチェンジにはワイヤ引きと電動式があります。

それぞれメリット、デメリットが存在するわけですが、では実際使ってみてどう違うのか、どこにメリットがあるのか、具体的に気になりませんか?

僕もシマノのアルテグラR8000の電動Di2を使っています。人によっては機械式(ワイヤー引き)の方がいいという方もいらっしゃると思いますが、電動化のメリットはとても多いです。

今回はそんなシマノコンポーネントの電動化についていろいろ書いていきたいと思います。

主観で好き勝手に書いていくので、人によってはちょっと違うのでは?と感じる部分もあると思いますが、参考程度に読んでいただければと思います。

Di2(電動化)のメリット

完璧なシフトチェンジができる

使ってみないとわからないことですが、シフトチェンジがロスなくバッチリ決まります。

ワイヤー引きのように初期延びなどがないため、一度設定すると落車してディレイラーハンガーを損傷させるなどしない限り、シフトチェンジに関するメンテナンスはフリーとなります。

これは、ワイヤーを使っていないためなのですが、リアだけではなく、当然フロント変速にも言えることです。特にフロントについては、軽い力で簡単に変速してくれることがレースなどでは大きなメリットになると思います。

クリックするだけで簡単に変速

ワイヤー引きの場合はワイヤーを引っ張る、あるいは緩めることで変速します。

シフトアップ時(ギアを重くする)にはワイヤーテンションを緩めるのですが、ワイヤーの引きが重くなったり、どうしても電動にかなわない時間のロスも発生します。シフトダウンは引っ張る動作なので比較的早く変速してくれますが、シフトアップにはクリックして戻るときにワイヤーテンションを緩めるのでシフトチェンジのスピードも間違いなく電動の方が早く変速できます。

クリック感はパソコンのマウスを少し重くした感じと言えばいいでしょうか。クリック感もちょうどいいと思います。

シンクロシフトが使える

ロードバイクは現在フロント2枚、リア11枚の22段変速となっています。フロントをインナーからアウターへ、またはアウターからインナーへ変更するときはどうしてもギアの大きさが結構違うため、急に重くなったり、軽くなったりしがちです。

それを解消してくれるのがシンクロシフトです。
(シフトアップ時、インナーに入れてシフトアップをするとギア比に応じて自動でフロントをインナーからアウターへ、リアを1枚~2枚設定に応じてロー側へシフトするという機能。逆も同様の動きとなります。)

ロングライドなどではこの機構は何も考えずにシフトアップ、ダウンできるのでとても役立つ機能だと思います。

※当然機械式のようにマニュアルシフトに変更することも可能です。

Di2(電動化)のデメリット

バッテリーが切れたらそこで終了…

シフト操作がすべて電動で行われていますので、バッテリーが切れたら一切のシフト操作ができなくなります。下りでアウターローに近いギアでバッテリーが切れたら…

帰り道は悲惨ですね…。あまり考えたくない事ですが、そんなことも起こりえますので、バッテリー充電容量を常に確認する必要があります。

しかし、バッテリー切れの予兆は先にフロントディレイラーが動かなくなり、それからリアディレイラーが動かなくなるという順番で不調がおきます。

フロントディレイラーが動かなくなった時点でバッテリーがないことがわかりますので、そうなった場合は無駄なシフト操作はせず、自宅に戻りましょう。

無線機器EW-WU111を取り付けするとガーミンのサイクルコンピュータなどでバッテリー残量がわかりますので、取付することをオススメします。

ジャンクションAでもある程度のバッテリー残量がわかりますので、無線機器を取り付けしない場合はそちらでこまめに確認するといいでしょう。

ソフトウェア更新に失敗すると

たま~にソフトウエアが更新されていることがあります。ネット経由でソフトウエア更新するのですが、途中で通信が切れてしまった場合など、更新途中で失敗したらSM-PCE1復旧ツールが必要になります。

部品の値段が高い!

シマノ電動コンポDi2の部品はすべてが高価です。

フロントディレイラーを参考にすると、アルテグラグレードの機械式で4000円程度で購入できますが、電動のフロントディレイラーは1万円超の価格です。

落車して壊した場合など、故障時には修理代がかさみます。 (壊しやすいのはリアの方だとは思いますが)

無理して電動ロードバイクを購入しましたが、僕みたいな貧乏人は機械式が一番かなと思っています…。

故障したときに診断しにくい

電動部品ですから、必ずいつか電動装置が壊れます。実際に故障した場合、動かないからと言ってバッテリーがダメだと判断して購入、取り替えても直らないという悪循環に陥る可能性があります。故障時はまずSM-PCE1という診断ツールを使ってどこが故障しているか判断する必要があります。金額は19000円。
その結果、どこが悪いのか、部品を取替することになります。
故障した場合の出費大きいですね…。

電動のため、動くときにモーター音がする

リアディレイラーの変速の時は大きな音がすることはありませんが、フロントディレイラーの音は結構大きな音がします。

フロントディレイラー FD-R8050

「電動だぞー」とアピールできると思えば自己満足できますが、レースのときはこの音で「あいつ変速して加速するぞ」と相手に悟られるかもしれません。

レース中にそこまで余裕があるかと言われれは疑問なところではありますが…。

その他 新旧Di2について

スプリンタースイッチが使えない!?

SW-R610というスプリンタースイッチ、これを使えると思って現行のR9100やR8000シリーズに付けようとして購入している人があちこちにいるようですが、このスプリンタースイッチは取付できません。

下ハンを持っているときに親指で簡単にシフトアップ、シフトダウンができるスプリンタースイッチはとても便利で取り付けできないことに嘆いている人も多いと思います。

Rシリーズが登場してから数年経過しているにも関わらずいまだに発売する予定のないスプリンタースイッチは、今後も発表されることはないでしょう。

どうしてもスプリンタースイッチが欲しかった僕は、SW-R9150というサテライトスイッチを利用してスプリンタースイッチとして使用しています。

SW-R9150 サテライトスイッチ
SW-R9150
スプリンタースイッチ
スプリンタースイッチ SW-R9150

ちょっと出っ張りますが、使用できないことはありません。
価格はネット通販で14000円前後。単純なスイッチなのにとても高額です。

まとめ

デメリットもそれなりにある電動化ですが、予算があるなら間違いなく電動化にした方がいいです。

少ない操作で変速できますし、手の動きが少ない分、数を重ねると疲労軽減にもつながります。

これは使ってみないとわからないことなので、知っている人で使っている人がいたら一度触らせてもらったらいいと思います。

良さがすぐにわかりますから♪

機械式デュラエースより断然電動アルテグラを強くお勧めします!